ART- POTTERY 輪島の自然を感じられる一点物の漆の絵画 中門さんの感性により描かれた漆の絵画。題名は生命の氣(せいめいのき)。作品を作る上での工程について伺い、様々な色が入り混じっている模様はヘラで引っ張って作られているそうです。ヘラも太いものから細いものと大きさが様々なものがあるため使い分けているそうです。描いていく中でのインスピレーションを大切にされているとのことでした。そのため、テーマを決めて描くよりも書き進めていくうちに絵画への想いが募っていくそうです。漆の色同士の調合が難しく、偶然の重なりでできた色を使って作品作りをしていらっしゃいます。いろいろな色を使用していくためその色をどこにどのように使用していくかがとても大切なのではないかと思いました。 この絵画へ想いとしては、躍動感など動きが出ないかなと思ったそうです。そして自然の動き、自然の生命の芽生えをイメージし、それらが動き出し、絡まり合うという感じを表現されています。また生命の芽生えのミクロの世界を見ているような絵画にしたいという想いから描かれたそうです。自然というテーマに基づいて作成しており、日々過ごす輪島の空気や海を見てインスピレーションをいただき、雲や風などを感じたものを絵画に収めているそうです。輪島の日本海の力強さや輪島の方々の温かさを感じられる、そんな絵画となっております。自然の力強さと神秘的なものを感じていただけたら嬉しいです。